今日はムーンボウミュージックのチーフエンジニア・佐藤健太より耳のケアに関してのお話を。
サウンドエンジニアにとって、耳は一番の商売道具ですので、普段から気を使います。
人によって方法は色々あると思うのですが、筆者(チーフエンジニア佐藤)の場合のケア方法を、「日常」と「現場」にわけて書いてみます。
◇日常
皆さんは日常的に耳に入ってくる騒音って気にした事ありますか?
道路沿い、電車内、ショッピングモールなどなど。
先日iPhoneアプリのデシベルメーターで電車内の騒音レベルを測ってみたのですが、スタジオで作業するくらいの音量が出てるんですよね。
なので筆者の場合は基本的にAirPodsProをノイズキャンセルモードで付けっぱなし。
音楽は余程急ぎの確認作業が無いかぎりは聴きません。
これでかなり日頃の耳ストレスが減っている実感があります。
すごいよノイキャン…。
(ノイズキャンセル機能に対する賛否はありますがここでは割愛…)
◇レコーディング・エディット現場
現場ではふたつの事に気を遣っています。
ひとつは、極端に大きい音で作業をしない。
勿論、部分的に音量を上げて聴く事はありますが、大音量で長時間作業する事はありません。
特に長時間に及ぶセッションの時は尚更。
大きい音を聴き続けるのは、良質な音楽であっても疲れますからね…。
それと、ひたすら大音量でミックス作業をしてしまうと、クオリティに良く無い影響が出る事もあります。(この辺りは別の機会に詳しく書こうかなと思います。)
ふたつめは、適度に耳を休める。
これも大事ですね。
筆者の場合、ミックス作業の時は概ね1時間毎、もしくは作業項目毎。
作業項目毎の場合は、
1.ピッチ、リズムエディットまでやって休憩
2.音色、ざっくりバランス調整までやって休憩
3.オートメーション、ギミック処理までやって休憩
4.確認して終わり
みたいな具合です。
レコーディングの現場でも、適度なタイミングで耳休めの休憩を提案したりしています。
適度な休憩は集中力も維持できるので、結果的に生産性が上がることが多いのです。
…こう書いてみると、あたりまえじゃんって事が多いのですが、耳から来る疲労は侮れませんからね。
サウンドエンジニアとして、ベストなコンディションでお客様とお仕事が出来るよう、引き続き耳は大事にしていきたいなぁと思うのでした。
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